〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1-1-16 KONKOビル7階
本とITを研究する会ではこのたび、AIと産業、倫理を専門とする3人の弁護士をお招きし、「AI自動運転で書き換わる 業界のルールと法規制」と題するセミナーを開催します。
いま、ビッグデータの解析技術とセンシングの技術が成長することにより、ソフトウェア開発の世界と自動車の世界が統合されつつあります。これによりソフトウェア開発者の守備範囲が大きくシフトし、ソフトウェアの業界地図も刻々と書き換えられています。同時に、見積もりや責任範囲など、業務レベルでのルールやガイドラインも大きく書き換えられています。
これら変化によって生み出された新しいパラダイムの中で円滑に業務を遂行していくには、旧来のルールやガイドラインではカバーですることはできず、そのための新しいルールやガイドラインが必要、とも言い換えられます。
こうした変化を軸に、SEやプログラマーたちに向け、いま話題の「AIと自動運転」に焦点を当て、日々書き換わる業界のルールとガイドライン、今後書き換わりうる法規制の未来について、法律家の視点から最新動向を解説します。
本講義を通して、SEやプログラマーを取り巻く業界の変化を先取りし、また、変化に伴い発生しうるリスクやあるべきモラル、危機管理の意識や方向性を知ることで、ビジネスへの新しい洞察を手にすることができます。
振るってのご参加を、お待ちしております。
●概要
①AI・自動運転を軸に、「概論・ガイドライン・法規制・倫理」の、4つの柱で解説します。
②ルールやガイドラインといった、エンジニアリングからは見えづらい本質的な視点から業界の変化を解剖し、これからの業界の姿を洞察します。
③参加者同士のディスカッションと、プロの弁護士からの講評により、講義内容が「自分事」になります。
※参加費は基本、当サイト上での事前振り込みとなっておりますが、このシステムの使用に関し不安がある場合は個別にご連絡ください。当日の現金支払い(その際には恐れ入りますが領収証の発行はできません。あらかじめご了承ください)や銀行振込(振込手数料が発生する場合はご自身での負担になります)も受け付けます。
●協賛
株式会社システムシェアード
http://www.3sss.co.jp/
●こんな方にぴったりの内容です
□ 業界の最新動向に関心の高いSE
□ AIや自動運転に関心の高いプログラマー
□ AIで仕事をしようとしているプログラマー
□ AIに携わるプログラマー
□ 次世代のトレンドを探るシステム企画担当
●内容詳細
○第1部
①AI自動運転概論 (矢崎弁護士)
・自動運転技術の現況
・自動運転に関する法制度の検討の現況
②AI自動運転が書き換えるルールとガイドライン (福岡弁護士/矢崎弁護士)
・自動運転をめぐる規制上の問題 (矢崎弁護士)
・事故時の民事責任 (矢崎弁護士)
・事故時の刑事責任 (福岡弁護士)
・システム開発の手法・プロセスとシステム開発契約(福岡弁護士)
③質疑応答
○第2部
④AI自動運転と倫理(後編) (鈴木弁護士)
・ディスカッション(「トロッコ問題」について)
・ディスカッション発表・講評
・AI自動運転で変わる倫理と危機管理
⑤法規制の未来と業界の未来 (矢崎弁護士)
●講師陣プロフィール
◎福岡真之介弁護士 (西村あさひ法律事務所)
東京大学法学部第一類、デューク大学ロースクール卒業。
中島経営法律事務所、シュルティ・ロス・アンド・ゼイベル法律事務所(ニューヨーク)、ブレーク・ドーソン法律事務所(シドニー)を経て現職に。
著作実績に『AIの法律と論点』(共著、商事法務、2018年)、『会社とAI(人工知能)』(共著、資料版商事法務、2017年)、『IoT・AIの法律と戦略』(共著、商事法務、2017年)など多数がある。
AI関連法律・ガイドラインを研究・啓蒙する国内の第一人者。
プロフィール詳細
https://www.jurists.co.jp/ja/attorney/0097.html
◎矢﨑稔人弁護士 (西村あさひ法律事務所)
東京大学法学部第一類、コロンビア大学ロースクール卒業。
スローター・アンド・メイ法律事務所(ロンドン)を経て現職。
著作実績に『会社法実務解説』(共著、有斐閣、2011年)、『企業法務判例ケーススタディ300【企業組織編】』(共著、金融財政事情研究会、2008年)などがある。
国内外のM&A、業務提携などの取引案件や規制対応などを含む一般企業法務を広く手掛け、自動車業界の案件も多数扱うほか、自動運転に関する制度について研究する。
プロフィール詳細
https://www.jurists.co.jp/ja/attorney/0223.html
◎鈴木悠介弁護士 (西村あさひ法律事務所)
東京大学法学部第二類、名古屋大学法科大学院修了。報道記者(TBSテレビ)を経て現職に。公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会、一般社団法人人工知能学会正会員。著作実績に『AIの法律と論点』(共著、商事法務、2018年)、『会社とAI(人工知能)』(共著、資料版商事法務、2017年)、『連載:元報道記者の弁護士が提言 メディアの動きを先読みする広報になる!』(宣伝会議、広報会議2016年5月号~)など多数。報道記者経験を活かし、法務と広報の協働という独自の視点から、企業の危機管理についてアドバイスしており、AIと倫理、AIと危機管理について研究する。
プロフィール詳細
https://www.jurists.co.jp/ja/attorney/0682.html
西村あさひ法律事務所
https://www.jurists.co.jp/
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「ブラックボックス」のジレンマ ~AI時代に感性を磨く大切な意味~
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AI時代に「人間の身体とは?」を問う:『知覚の現象学』(上・下)(メルロ・ポンティ著、みすず書房刊)
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激動の生成AI時代に突入したことを機に、 雑誌からWebメディア、書籍、イベント・映像制作まで、 編集者としてさまざまなメディア作りに携わってきた管理者とともに、 編集者やITエンジニア、アーティスト、著述家、経営者、ビジネスリーダー、デザイナーを 中心とした有志で結成したコミュニティです。 古今東西の書物やニュース、学び、自由闊達な議論を通し、 言葉の通った豊かな明日を考え・感じ、その成...
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